「私が撃ちました」 地下秘密工作員・中村が「国松警察庁長官狙撃事件」を自白するまでの攻防

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「警察庁長官狙撃事件を自白した男」として知られた中村泰(ひろし)。彼と事件との関係を初めて報じたのは「週刊新潮」(2003年10月30日号)だった。記事を出した時点では、拘置所内の中村への取材はかなわなかったのだが、発売直後、面会が実現する。ここで記者はあえて彼の自尊心をくすぐるような言葉を投げかけている。

 そこで見せた意外な態度とは――。塀の中の中村と20回近くの面会、80通以上の書簡を交わした記者、鹿島圭介氏の著書『警察庁長官を撃った男』をもとに、拘置所内での迫真のやり取りを見てみよう
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