宮内庁のインスタが佳子さまを取り上げないウラ事情 「ギリシャご訪問の写真もゼロ」
佳子さまの海外訪問はなかったかのように…
同世代を中心とした若者からの好感度が高く、一定の影響力をお持ちであるのは確か。もっと佳子さまのご様子が知りたいと願う人々がSNS上で口々に不満を投稿したのが、宮内庁の公式インスタグラムに対してだった。
さる皇室ウォッチャーが言う。
「今年4月から満を持して始まった宮内庁の公式インスタグラムは、開設直後から首相官邸のフォロワー数を抜き去りました。それだけ国民の期待は高い。なのに今回、インスタを開けば佳子さまのギリシャでのご様子を見られるのかと思いきや、リアルタイムで投稿された画像は一枚もない。最新の画像は、天皇皇后ご一家が那須で静養された御料牧場に関するもので、佳子さまの海外訪問はなかったかのようにダンマリを決め込んでいる始末なのです」
それだけではない。
「宮内庁の公式ウェブサイトには〈秋篠宮家のご日程〉というページが設けられているのですが、ギリシャ訪問に関するものは、5月23日に佳子さまが海外訪問にあたって天皇陛下にごあいさつしたとの一文があるのみ。目を凝らして他のページを探ると、ようやく〈外国ご訪問のご日程〉というページに、〈ギリシャご訪問(令和6年)〉と題して今回の旅程が公表されているのですが、訪問先の地名と日付が記されているだけなのです」(同)
無味乾燥にも程があろう。本来なら、佳子さまと行動を共にしている宮内庁職員が、情報を積極的に発信すべきなのは言うまでもない。そもそも前述した公式インスタグラムは、昨年4月に新設された同庁広報室が運営しているのだ。
その発足にあたって同庁トップの西村泰彦長官は、
「皇室の方々の活動やお人柄を、今まで以上に充実したかたちでタイムリーに情報提供できるよう心がけていきたい」
と意気込んでいたのではなかったのか。
SNSに消極的な姿勢を示され…
先の記者によれば、
「広報室の初代室長には、警察庁の女性キャリア官僚が起用され、ANAや日本サッカー協会など民間からも人材が集められました。背景には、秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さんの結婚が報じられて以降、ネットを中心に“秋篠宮家バッシング”が生じたという事情がある。そのことに心を痛められた秋篠宮さまが、3年前のお誕生日会見で宮内庁に対して正しい情報発信のあり方、反論する場合の基準作りを求められた。それがきっかけとなって広報室が発足した経緯があります」
注目すべきは、SNSが開設された当初から、インスタグラムには〈天皇皇后両陛下のご活動等発信していきます〉との注釈がついていることだという。
「前述した会見で広報室の新設に道筋を作られた秋篠宮さまですが、その翌年のお誕生日会見では一転、記者にSNSのあり方を問われて“恐らく私はやらないと思います”とお答えになってもいるのです。情報発信の必要性は感じておられてもSNSには消極的という姿勢を示された。こう言われてしまえば、宮内庁としても秋篠宮さまに積極的に協力を求めることはできません。秋篠宮ご一家が絡む広報案件は、担当者が皇嗣職にお伺いを立ててから、秋篠宮さまや紀子妃に許可を得る必要がある。迅速な情報発信は望むべくもないなら、限られた予算と人員を費やすのは天皇ご一家を優先しようという形になっているわけです」(同)
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