「維新」が都知事選で大迷走 安芸高田市長・石丸氏に推薦打診もあっさり“お断り”されていた

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「音喜多氏はいまだに根に持っているようです」

 加えてあきれるような内ゲバも。先の野党担当記者が言う。

「4月の東京15区衆院補選の際、東京維新が機関紙を配布していたことを足立康史衆院議員が問題視し、SNSで“公選法に抵触する恐れ”を指摘。これに“違法ではない”と反発した東京維新が“選挙現場を混乱させた”と、党本部に足立氏の除名を求めたのです」

 反発した足立氏は、逆に音喜多氏ら東京維新執行部の除名を要求。結果、足立氏は党員資格停止6カ月に処され、事態は収束したが、

「いえ、音喜多氏はいまだに根に持っているようです。周囲に“足立は俺たちを批判したいだけ。本当にうっとうしい”としきりに吐き捨てていますよ」

 維新の関係者はあきれる。

「音喜多さんは次期衆院選で東京1区への鞍替えが決まっていますが、議席を争う自民党の山田美樹さんは裏金問題の影響を恐れて地元回りを強化していますし、立憲の海江田万里さんも知名度は高い。現実的に、音喜多さんは比例復活も難しい。都知事選に出て名前を売る方が将来の展望が開けると思いますがね」

 告示日まで残り1週間。

週刊新潮 2024年6月13日号掲載

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