悠仁さまの進学先は結局どの大学に? 「東大に合格すれば”特別扱い“」との指摘も

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「トンボ論文」に批判の声が

 6月10日、秋篠宮ご夫妻は来日中のルクセンブルク・ギヨーム皇太子を赤坂御用地に招いて、夕食会を開かれた。佳子さま、悠仁さまも参加され、通訳を介さずに和やかに過ごされたという。悠仁さまの英語力がうかがえる一幕だが、先頃から注目されている悠仁さまのご進学先はどこになるのか――。

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 これまで悠仁さまのご進学先として複数の大学名が取り沙汰されてきた。その筆頭が東京大学で、悠仁さまが通われている筑波大学附属高校からも多数の合格者が出ており、都内で農学部をもつ数少ない国公立大だ。他にも筑波大学や東京農業大学など自然科学系に強い学部を擁する大学が、有力候補だと報じられてきた。

 それらの根拠となったのが、昨年11月に悠仁さまが宮内庁職員および国立科学博物館の研究主幹・清拓哉(きよしたくや)氏との共同執筆の形で発表された「トンボ論文」である。

 さる皇室ジャーナリストが言う。

「赤坂御用地に棲息するトンボの生態をまとめた論文で、同博物館の紀要に掲載されて専門家たちからも高い評価を受けましたが、これが世間からあらぬ批判を招いてもいるのです」

“特別扱い”という指摘も

 一つは研究の主題が「赤坂御用地」という一般人が容易には立ち入れない場所を対象にしていること。もう一つが、国内でトンボ研究の第一人者とされる国立科学博物館の清氏など、一流の専門家と論文を書かれたことだ。

 この二つをもって、論文は「皇室特権」を利用した産物で、推薦入試を見越した“実績作り”ではという疑念を、世間に抱かれてしまっているのだ。

「先ごろSNS上では、東大に問い質したという人物が現れて、“東大の推薦入試では、受験生が提出する論文は共同執筆の形でもよいとの回答を得た”と投稿。これが事実なら“金持ちの子弟が高名な専門家を雇い共著論文を執筆してもらえば合格できてしまう”などと指摘し、物議を醸しています」(前出のジャーナリスト)

 たしかに東大では、8年前から高校の課外活動などで優れた実績を残した学生を総合的に評価する推薦入試を始めた。悠仁さまが論文を成果として提出されることも可能だ。しかし、一般の高校生が学者と共同で執筆する機会などほとんどないだろうから、“特別扱い”との批判が巻き起こっても不思議ではない。

学歴社会の象徴

 もっとも東大の推薦入試では、「共通テスト」で8割以上の点数を取らないと合格できない。これは一般入試で合格する実力に匹敵するため、論文だけで即入学できるほど甘くはないが、不信感を招くのは事実だろう。

 象徴天皇制に詳しい河西秀哉・名古屋大学大学院准教授はこう語る。

「仮に悠仁さまが東大に進学されたとなれば、代わりに別の受験生が落ちることになります。国民統合の象徴である天皇になられるお方が、誰かを蹴落としたとの印象を持たれるのはよくありません。もちろん他の大学についてもいえることですが、東大は最難関で学歴社会の象徴ですよね。ならば、これまでも皇族を受け入れた経験がある学習院大の方が、あつれきはほとんどないと思います」

「平等な競争環境の中で」

 一方で、必ずしも学習院でなくてもいいのでは、との意見もある。『学習院女子と皇室』の著者で、昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員の藤澤志穂子氏はこう語る。

「今は時代も変わっていますし、悠仁さまが学習院に行かれずとも決して責められることではありません。今の学習院は高校自体が外部進学を勧めており、早慶上智などへの推薦枠も多くなっています。生徒の半数以上が他大に進学しており、エスカレーター式に学習院大まで行く人は少数派になりつつあります。今さら学習院に行かれなくてもと思いますし、本当に学びたいことがおありなら、東大に行かれたらよいと思いますが、せめて国民と同じように平等な競争環境の中で、大学入試に挑まれるべきではないでしょうか」

 6月13日発売の「週刊新潮」では、悠仁さまの進路問題が物議を醸す背景事情などと併せて、進学先の候補について報じている。

週刊新潮 2024年6月20日号掲載

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