広島新4番「小園海斗」は得点圏打率5割で驚異の勝負強さ、守備もメジャー級…大魔神・佐々木氏は脱帽

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ペナントの主役に?

 また、今季のペナントレースは「投高打低」が顕著で、各チームの主軸バッターが揃って成績を落としているが、小園など一部の選手に影響が出ていないことに関して、こんな声が出ている。

「成績を落としているのは、フライボールの多いバッターたちです。ライナーやゴロのヒットが多いバッターには、さほど影響が出ていません。公式球の反発係数が低下した話が本当なら、その話にも納得がいきます。ホームランバッターよりもシングルヒットを稼ぐ打者がペナントレース中盤以降もキーマンになりそうです」(前出・NPB関係者)

 ますます小園の存在感が増していきそうだが、守備位置はショートからサードに移った。矢野雅哉(25)の台頭など、チーム事情によるものだが、今オフにはプレミア12大会があり、侍ジャパンの井端弘和監督(49)は、小園をショート、巨人・門脇誠(23)をセカンドで、26年WBCに臨もうとしている。

「小園は他球団の遊撃手よりも守備位置が深いんです。通常の遊撃手よりも2メートルくらい後ろ、外野の芝生の切れ目くらいのところにいます。フットワークはもちろん、肩の強さに自信がなければ、あんなに後ろに守れません。まるでメジャーリーグの遊撃手のようです」(前出・同)

 対戦チームも小園の肩の強さを知っているので、広島戦ではセーフティースクイズのサインが出しづらいという。小園の攻守にわたる活躍で、セ・リーグをさらに混戦状態にしてくれそうだ。

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