外国人タレント芸能事務所を設立「稲川素子さん」死去

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「稲川素子事務所」代表の稲川素子さんが5月13日に亡くなっていたことが「週刊新潮」の取材で分かった。享年90。(前後編の前編)

 関係者によると、稲川さんは今年2月に大動脈弁狭窄症の症状が出て検査入院をしたところ、徐々に体調を崩し、その後心不全で亡くなったという。

 稲川さんは、50歳で芸能事務所を立ち上げ、セインカミュ(53)、ゾマホン(59)、フィフィ(48)、ルビー・モレノ(58)など数多の外国人タレントや俳優を発掘。5000人を超えるタレントを抱える大手事務所を一代で築き上げた。さらに、かつて病気で中退した慶応義塾大学に65歳で再入学し、その後、東京大学大学院博士課程に進み、外国人タレントと仕事をした経験を活かし、日本の入国管理政策についての研究を行った。

 6月13日発売の「週刊新潮」では、稲川さんの娘・佳奈子さんが臨終間際の母の様子、ルビー・モレノとの最期の交流を明かした。

後編【追悼】マッカーサーから勧められた夢のような食事、ルビー・モレノとの訴訟・和解、65歳で慶大に再入学…稲川素子さんが語っていた「凄すぎる人生」では、4年前のインタビューで本人が語っていた、マッカーサーとの邂逅、外国人タレント事務所の設立に至る秘話を紹介する。

週刊新潮 2024年6月20日号掲載

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