「弁護士費用などで200万円は使った」「SNSのパスワードを勝手に変えられ…」 被災地の「輪島朝市」で泥沼内紛が

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「市としてはどうすることもできない」

「もちろん双方がもめているのは承知しています」

 と苦渋のコメントをするのは、輪島市の観光課。

「現状、双方が双方、正義を主張している。市としてはどうすることもできません」

 ただ、として言う。

「朝市が元気であることは輪島にとって重要。一丸となって(もめている)そのエネルギーを今後の復興と、震災前のにぎやかな朝市の復活に向けてほしいというのが、こちらの願うところです……」

「復興」のかけ声の裏で渦巻く、生々しい人間模様――。前編では、NPO法人「輪島朝市」側の「義援金が分配されていない」という“告発”などについて報じている。

週刊新潮 2024年6月6日号掲載

特集「復興は夢のまた夢…能登のシンボル『輪島朝市』で『訴訟合戦』『罵り合い』『義援金分裂』の泥沼内紛」より

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