「弁護士費用などで200万円は使った」「SNSのパスワードを勝手に変えられ…」 被災地の「輪島朝市」で泥沼内紛が

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「彼らの金の使い道もよく分からない」

 組合長が続けるには、

「許せないと思うのは、彼らは彼らで『輪島朝市』という名前で義援金を募り、ボランティアや支援物資を受け入れていること。外の人が、われわれの正式な『朝市組合』が行っている活動と混同してしまうじゃないですか。向こうにも、100万、200万の金が集まっていると思いますが、組合と混同して金を出してしまったという人も少なくないはず。これでは火事場ナントカじゃないですか。彼らの金の使い道もよく分からないですし……」

 NPOが復興イベントに出店した時の妨害行為についても、

「向こうが『輪島朝市』という看板を掲げているから、組合と別のものだとしっかり明記してくださいと言いに行っただけ。彼らはそれを撮影し、一部分だけ切り取って“妨害だ”とSNSにアップしている。本当に困っています」(組合理事の一人)

 溝の深さだけがひたすら浮き彫りになるのだ。

火災の火元についてのうわさ

 輪島市は「復興まちづくり計画検討委員会」を設置。

「輪島朝市は本市を代表する観光資源ですので、復活を目指し、この委員会で重点的に検討を行う予定です」(まちづくり推進課)

 その過程では、何より当事者たちの状況を把握し、意向をしっかりと聞くことが重要だが、その中でのこのトラブル。

 しかも、さる朝市関係者によれば、

「朝市の火災の火元とされるところの近くに、NPOのメンバーの家があった。そのため、組合側の一部は火元が彼だとうわさしています。一方のNPO側も妨害行為で組合メンバーを刑事告訴すると息巻いています」

 これでは先が思いやられる。

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