「役員ではないと」ウソを言って自身で株を買い5000万円の利益 昨年最も話題になった東証上場IT企業のインサイダー

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東京証券取引所の出身

 東証スタンダード市場に上場するIT関連企業・エーバランス(東京・品川)の元執行役員がインサイダー取引の疑いで逮捕された事件で、東京地検特捜部は金融商品取引法違反の罪でこの執行役員を起訴した。IR(投資家向け広報)を担当していた元執行役員は、未公表の重要事実を知ったうえで、自身で自社株を購入して売り抜ける大胆な行動をとっていたとされる。

「起訴されたのは、エーバランスの元執行役員、堀内信之被告です。堀内被告は去年1月、子会社がベトナムで建設を進めていた太陽光発電パネルの部品の製造工場の新設に関する情報に接し、その情報が未公開のタイミングで自社の株式を約5300万円分買い付けたとして、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の容疑に問われています」
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