神戸山口組の井上組長が「由々しき事態」と認識する2億7000万円の賠償命令

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由々しき事態

 この幹部は2022年にカタギとなったとされる。

「本宅に妻子を残し、近畿地方にある別宅で悠々自適の生活を送っているとのことです。今回命じられた支払額自体、彼にとっては何ら問題ない額だとは思いますが、とりあえず争うのではないでしょうか」(同)

 むしろ危機感があるのは、同じように賠償を命じられた井上組長の方なのだという。

「現在、2代目宅見組は神戸山口組を脱退して独立組織として活動しています。しかし、そんなことは関係なく事件発生当時にさかのぼって暴力団対策法に基づいてトップの責任は認定されます。これについて由々しき事態との認識があるようです」(先のデスク)

 井上組長はその他にも自身に累が及ぶ可能性のある事案を抱えているとされる。そうした爆弾が発火すれば組織へのダメージは避けられないだろう。

デイリー新潮編集部

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