巨人の救世主「ヘルナンデス」はドミニカの天才野球少年だった…開幕前に帰国したオドーアとの大きな違い

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オドーアとの違い

 友成氏はオドーアの来日時から「彼は日本野球を苦手にするはず」と予想していた。そして彼が退団した際は「帰る場所がある」ことに注目していた。

 デイリー新潮が4月3日に配信した「だから言わんこっちゃない…『オドーア』巨人退団でMLB評論家がスカウトに苦言」から、友成氏のコメントを採録する。

「彼は2017年、レンジャーズと6年総額4950万ドル(約74億円)の契約を結びました。ちょっとやそっとの散財で消えるような額ではありません。要するにハングリー精神は皆無で、巨人にしがみつく必要はないのです。アメリカに戻れば、1軍選手として契約してくれる球団も見つかるでしょう」

 一方のヘルナンデスに「帰る場所」はないという。

「2022年のメジャー昇格でヘルナンデスは実績を残せませんでした。これはアメリカの球界で“メジャー失格”の烙印を押されたに等しいでしょう。アメリカに彼が帰る場所はなく、巨人で活躍するしかないのです。ヘルナンデスの真面目な性格と考え合わせると、この“背水の陣”はモチベーションを高める可能性があります。巨人ファンはヘルナンデスのさらなる活躍に期待していいと思います」(同・友成氏)

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