「この“ファンタ”って何味?」 投票企画に盛り上がる“オトナ”が続出…中高年の胸に蘇る「炭酸飲料が輝いていた時代」
パイナップルとリアルゴールドの中間
炭酸飲料「ファンタ」が現在限定品として「#ミステリーレトロ味」を販売中だ。緑をベースとしたパッケージデザインで、1980年代のファンタにあった3つの〇で果実を表現したようなマークがついているペットボトル版に加え、自販機では昔ながらの250ml缶が発売されている。
【写真】中高年世代の心に刺さる「ファンタ」ミステリーレトロ味の缶のデザイン
同商品は名前の通り「味が謎に包まれている」ものであり、公式HPでは、一体、何味なのかを当てる投票企画を行っている。回答をLINEでシェアした正解者の中から100名にコカ・コーラ社製品が一本当たるキャンペーンである。ヒントは「昭和」とのことでキービジュアルではポラロイドカメラ、携帯型LSIゲーム機、ガチャガチャとチャンネルを回すテレビ、ラジカセなどが並ぶ。6月10日に正解が発表されるが、6日時点の暫定結果は以下の通り。
1位:バナナ&ピーチバブルガム
2位:グリーンアップルラムネ
3位:パインチューチューアイス
4位:トロピカル プリンアラモード
5位:さくらんぼこんぺいとう
6位:レモンパチパチキャンディー
7位:夜店りんごあめ
8位:マンゴーホットケーキ
9位:ゆずたい焼き
10位:はちみつレモンキャラメル
私自身は缶で飲んだ時、これらの選択肢の存在を知らないまま「パイナップルとリアルゴールドの中間みたいな味だな」と思った。上記選択肢では3位の「パインチューチューアイス」がもっとも近いが、さて、結果はどうなるか。
ピーチの要素を入れるのであれば
この手の「無果汁」の炭酸飲料は鼻をつまんで飲むと、何味かとんと分からなくなるもの。かき氷のシロップもそうだが、結局、人工的な「メロン味」「イチゴ味」などと同様に色だけでイメージがついてしまう。
というわけで、色も何味かを決定するにあたって重要な要素になるだろうが、グラスにあけてみると緑と黄色の中間のような色だ。そういえば「ペプシアイスキューカンバー」という怪しいキュウリ味のペプシが昔あったよな……。なんて思いながら飲んでみたが、やはり「パインチューチューアイス」っぽい。
この色を見てみると、1位の「バナナ&ピーチバブルガム」はないのでは、とも思うのだ。元々いわゆる「バナナ味」、あくまでも「いわゆるバナナ味」のアイスやドリンクは、肌色系のものが多い。決してバナナの味はしないのだが、「バナナ味」としての体面を保っているものだ。歴史ある「いわゆるバナナ味」で果たしてコカ・コーラ社は緑と黄色の間のような色で勝負をするだろうか。
バナナにしたいのであれば、完全に「黄色」か「肌色」に寄せた味にするのではないかと思ったのである。また、「バナナ&ピーチバブルガム」という選択肢だが、ピーチの要素を入れるのであれば、ピンク系の色に寄せてくるようにも思える。
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