〈「共同親権」の落とし穴〉「15年以上も経ってから不倫相手が突然、子供を認知して“親権”の主張を…」 不倫カップルを襲った前代未聞のトラブルの顛末とは

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 離婚後も子供の親権を父親と母親の双方に認める「共同親権」の導入を盛り込んだ改正民法が5月に国会で成立した。父母が一緒に子育てに責任を持つことで「より子供の利益にかなう」環境整備へ期待がかかる一方で、「共同親権」ではカバーできないケースも現実には残されている。その代表例が、法律上は未婚の「不倫カップル」間で生じる子供をめぐるトラブルだ。

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 77年ぶりの見直しとなった改正民法は2026年までに運用が開始される予定で、現在の父母いずれか一方に親権が認められる「単独親権」から、今後は父母双方が親権を持つことも可能になる。...

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