元祖「チャイドル」→27歳で結婚→2児の母 40歳の今「上の子は私を『野村佑香』と呼びます」
野村佑香インタビュー第3回
1990年代、「チャイドル」として一世を風靡した野村佑香(40)。ファッション雑誌ではモデルを務める一方、俳優として映画、ドラマに出演するなど、マルチに活躍してきた。プライベートでは27歳の時に結婚し、現在は2児の母親だ。子育てへの思いなどを聞いた。(インタビュー第3回・全4回)
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【写真】当時から圧倒的に「かわいい」…幼少期、小学、中学、高校、大学時代の野村佑香
――旦那さんと出会ったのはいつ頃ですか?
15年ほど前、私が25歳の時です。一つ年上の一般男性です。
――旦那さんの印象はいかがでしたか。
初めて大人数で会った時に、嫌にならないツッコミと盛り上げ方が印象的でした。言葉の使い方が上手で話したかったですね。誰に対してもフラットな態度も好印象でした。出会ってから2年後の27歳の時に結婚しました。
――お子さんが生まれたのは何歳の時ですか。
32歳の時に長女が生まれました。次女はその2年後です。
――お子さんが生まれた時の気持ちを聞かせてください。
体にいたのはお前か、という感じで、不思議な感覚でした。初産は遅れたので、やっと対面したという感じでしたね。人間も動物なんだなということを知ることができました。
――そもそも、結婚や出産の気持ちはあったのでしょうか。
いや、結婚願望もありませんでした。主人と出会うまでは。「ずっと結婚しない」と周りに言っていたので、学生時代の友達からは「お前が一番先じゃないか」とすごい怒られました(笑)。
――子育ては楽しいですか。
子育てというより、本当に“親育て”という感じです。口調とかをマネされたりとか、自分の未熟さを感じることが多いですね。子どもたちが成長する姿は感慨深いです。自分も成長しないと、(子どもたちが)遠い彼方にいってしまうなという感じがあります。
長女はアイドルに憧れ
――子育てで嬉しかったことややりがいはありますか。
日々健康に育ってくれていることがありがたいです。母の日に「ありがとう、大好き」と言って、花をもらった時は本当に嬉しかったです。子どもたちが笑っているだけで幸せです。
――お母さんの仕事についてお子さんは理解していますか。
はい、上の子は小学校2年生で、下の子も年長さんなので理解しています。上の子は私を「野村佑香」と呼びますが、外では「ママ」でいいのにと思います(笑)。私が出ている番組を一緒に見たりするので、私がずっと旧姓で働いているのは知っています。次女は、少し前までは「ママはテレビの中に入るの?」と言ったりしていました。
――仕事についてお子さんにはどう説明していますか。
ドラマなどは見せず、情報番組やドキュメンタリーに出させてもらった時に一緒に見ています。昔の雑誌などは見せることもあって、次女に「これ、誰?」と聞くと、「私」と言ったりします。
――お子さんたちが「お母さんと同じような仕事をしたい」と言い始めたらどうしますか。
長女はアイドルに憧れがありますが、具体的に何かをしたいというわけではないですね。大きくなって自分で決められるようになったら、好きなことをやればいいと思っています。アイドルやタレントが好きで、本人がやりたいと思うなら、やればいいと思います。
――自分自身のことを踏まえて、改めてお子さんへの思いを聞かせてください。
私自身、変身願望があったりして、好きなことを続けてきたので、娘たちにも本当に好きなものを見つけてほしいです。それがアイドルなら、とことんまでやりなさいという気持ちです。それは勉強でも何でも良いです。
――教育方針はありますか?
自立心や発想力、想像力を持って道を切り開いていってほしいですね。小さい頃から、洋服でも自分で選ばせていましたし、「おもちゃが欲しい」と言ったら、買い与えるのではなくて、今あるもので作ってやってみようよとしてきました。そうしたら、2人とも工作好きになりました。サバイブできる力をつけてほしいなと思います。
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