なぜ宮迫博之は信用を失うことばかり繰り返すのか… 「優秀ゆえに自滅する人」の特徴が

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

本当に反省すべき時も「カッコつけ」を優先する態度への失望 「優秀さ」の証明よりも必要なことは

 騒動を受けて、宮迫さんはYouTubeを更新。「知名度ある一般人から、お話があります」という動画で、粗品さんたちの名前を挙げつつ「勘弁してくれへんか」「しんどい」と白旗を上げた。ただ、つらいと言いつつも余裕な態度は崩さない。「僕はもう負けでいい」「コラボする気もなさそうだし」と、負け惜しみとも聞こえる言葉を連ねていた。動画再生回数は公開から3日で75万回を超えている。

 解散報告会の時も、蛍原さんや出川さんたちから、「今はそういう態度を取る時じゃないよ」と言われていたものだ。今回も、宮迫さん側は粗品さんが仕掛けたプロレスだと思っていたため、強気な発言を繰り出していたようである。人気YouTuberのヒカルさんがそばにいたこともあって、また「カッコつけ」が発動してしまったのだろう。

 宮迫さんがテレビに復帰できないのは、こうした言動の積み重ねで周囲からの信用がないからだ。それは確かに宮迫さんの現状を言い当ててはいるが、人を信用していないのは宮迫さんの方だともいえる。だからなんでも自分一人で先走り、周囲から人が離れていく。

 闇営業でYouTuberになり、飲食店経営に手を出し、テレビ復帰を画策する。一発逆転したいとはやる気持ちは分かるが、宮迫さんは自分の能力の証明にこだわりすぎて、他人からの信頼を得ることを二の次にしている人のように見える。今回の宮迫さんの騒動は、そういう人が果たして本当に「優秀」といえるのかという疑問を、多くの人の心に抱かせたことだろう。

 テレビ復帰に必要なのは、「一人でできる優秀さ」を見せつけることではないはず。宮迫さんはそのことに、いつ気付くだろう。「『アメトーーク!』みたいな番組、作ったっけ?」と自信を見せていた宮迫さんだが、では「僕たち、宮迫さん大好き芸人です!」という企画は成立すると思うか、ちょっと聞いてみたいものである。

冨士海ネコ(ライター)

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。