“パンツ高木”元大臣が手元でこっそり開いた白いもの 政治資金パーティーは止まらない

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「案内状を一部にしか渡していない」 田畑議員の“姑息な行動”

 政倫審の対象は派閥パーティー収入のキックバックであった。だが以降、政治家個人のパーティーの扱いを巡っては“政局”となり、政治資金規正法の改正案では岸田総理が公明案を丸のみ。しかもこの間に行われた選挙で自民党は連戦連敗。

 普通ならば当分様子見してパーティー開催を見合わせるくらいはしそうなものだが、そう簡単にやめられるものではないのだろう。そこまで必要なものならば、堂々とその大切さを世に問うてもいいはずなのだが……。

 党関係者は言う。

「田畑さんだけじゃなく、他にもパーティーを開く議員はいますよ。ただ姑息なのは多くの人が案内状を一部にしか渡していないということ。いつもなら同僚議員にも配るのですが、今回は支援者を除けば幹部だけみたいなんです」

 なお、田畑氏の場合は、案内状に「ご出席」「ご欠席」とは別に、「ご入金のみ」の項目が設定されている。蛇足ながら、「入金のみ」は「寄付」にあたるため、これをもしパーティー収入にカウントすれば政治資金規正法に抵触する恐れがある点は指摘しておこう。

 この真意について田畑氏からの回答はなく、高木氏の事務所も「何か言う立場にありません。参加するかどうかも分かりません」と木で鼻をくくったような対応だった。

撮影・福田正紀

週刊新潮 2024年6月13日号掲載

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