男性を遭難へ導いたのは「看板の45度のズレ」だった?プロファイリングで導いた可能性とは

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「山に出かけた家族が、帰ってこない――。」

 民間の山岳遭難捜索チームLiSS(リス)のメンバーと代表の中村富士美氏は、思いも寄らない事態に戸惑う家族から依頼を受け、山へ捜索に向かう。

 自宅に秩父の山の地形図を残し、ある60代男性が行方不明になった。中村氏は家族へのプロファイリングを通して男性のたどったルートを推理し、捜索を続ける。そんな中、地元の人からある気になる話を耳にし……。

 現場のリアルな様子を、中村氏の初著書『「おかえり」と言える、その日まで 山岳遭難捜索の現場から』より一部抜粋してお届けする。...

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