トヨタの不正発覚も「岐阜暴威のせい」とクレーム殺到…“逆神”が語り尽くす「投資人生」 今後の“日経平均”の動きも大胆予想
“逆神”なんてあり得ないですよ
根っからのギャンブル好きなことがよく分かるが、逆に、積み立てNISAなどの堅実な投資に興味はないのだろうか。
「NISAとかは、やってないですね～。やっぱりコツコツ増やすよりガツンと増やす方が僕は好きなんですよね。手元資金を回転させて、勝ちを積み上げていく。あの感覚が僕はたまらなく好きなんですよ。まぁ、コツコツドカンで金を溶かしてばかりなんですけどね」（岐阜氏）
YouTubeやアフィリエイトで着実に稼ぐ方法もあるはずなのだが、あくまで本人はトレードで一本立ちし、資産を築くのが目標だという。ところで、“逆神”の代名詞的な存在となっている現状については、どう感じているのか。
「正直、他人の評価はどうでもいいと思っています。自分が勝てればそれでいいし、自分が幸せだったらそれでいい。その上で、あえて反論するなら、“逆神”なんてあり得ないですよ。いつも“逆ポジ”を持っているように見えるのはシンプルな話で、僕が含み益は握り続けることができず、逆に含み損はいつまでも握り続けてしまうからなんです。1か月のうち、25日ぐらい含み損を抱え続けることもザラにあるので、どうしてもそっちばかりが目立ってしまうんですよ」（岐阜氏）
また、YouTubeは楽しんでやってはいるものの、そこからの収入に頼る現状は屈辱ですらあると言うのだ。
「配信は好きだし、これからも続けたいと思ってます。でも、“逆神”と持て囃されて動画が回っても、そこから得られる収入には限りがあるし、今の状況がずっと続くとも思っていません。だからこそ、トレード一本で稼げるようにならなきゃいけないのに、金がないからアフィリエイトとか“副業”にも頼らざるを得ないのが現状です」（岐阜氏）
個別株を買うとクレームがすごい
最後に、今後の目標を尋ねた。
「今年に関しては、とにかく負け続けているので、まず何とか相場で生き残ることが目標です。少し長い目で見た目標は、ずっと目指している“自己資産3000万円”を実現したい。何度か目前までいってるんですが、いつも3000万の壁に跳ね返されている」（岐阜氏）
今年の日経平均の動きも予想してもらった。
「日経平均は年末に5万までいくだろうと見ています。11月にアメリカ大統領選がありますが、大統領選のある年は米国株が上昇する傾向にあり、日経平均も連れ高になると読みます。8月か9月に下げ局面がきたらそこで仕込み、10月か11月に利確できればいいな、と」（岐阜氏）
個別株についてもオススメ銘柄がないか聞いてみたが――。
「個別株を買うとクレームがすごいんですよ。だから、もう個別はやらないことにしました。今年は一時期トヨタ株を持っていて、とっくの昔に売ってるんですが、今回の不正の報道があった後も、いまだに“岐阜のせいだ”とクレームが送られてくるんですよ。もう、滅茶苦茶ですわ！」（岐阜氏）
参考にするかどうかはあなた次第。投資は自己責任で。
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記事の前編では、専業トレーダーになる以前の職業遍歴や、岐阜暴威というニックネームの由来、同じく有名投資インフルエンサーのテスタ氏から受けたアドバイスなどについて聞いた。
