吉川晃司&布袋寅泰、13年ぶりの再結成も“すきま風” 「ライブを経て両者の関係はよりぎこちないものに」

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新曲制作をめぐり、関係がよりぎこちないものに

 たしかに、布袋のインスタグラムをのぞくと復活ライブの直前まで、復興支援に関する記述があるにはあるが、投稿全体の分量に対する割合としては決して多くない。

 開催が近づいてからの主なものは、復活ライブ前日、5月14日の〈明日の本番を待つのみ。同志の皆さん、能登、金沢の皆さんに向けて心を一つにし、大きなエールを送りましょう!〉という文言で、他には5月2日にわずかな言及があるくらいだ。

 復活ライブのさる関係者はこう語る。

「布袋さんはライブの1日目、MCで吉川さんに新曲を作ることを提案しました。しかし、吉川さんからすれば、今回はあくまで復興支援が目的で“新曲は関係ない”という気持ちになったようです。にもかかわらず、布袋さんが2日目も再び新曲について言及し、結果として、両者の関係がよりぎこちないものになってしまったそうです」

“謝罪文”を投稿

 ライブが終わって1週間ほどがたった後、布袋はインスタグラムに〈「吉川さん、そろそろ新曲を作りませんか」と僕が言ったのはリップサービスではない。しかしいきなりそんな言葉を振られて彼が困惑するのも無理はないし、申し訳なかったとも思う〉と“謝罪文”を投稿した。さらに真意は測りかねるが〈復興支援ライブはもうない方がいい〉とも書いている。

 レコード会社のCOMPLEX担当者に、二人の間に復興支援への思いの差やすきま風があったのかを聞くと〈そのような事実はございません〉とのこと。

 ライブでは「日本一心」を掲げた二人だが、その心模様は複雑なようだ。

週刊新潮 2024年6月6日号掲載

ワイド特集「のるかそるか」より

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