500本以上の作品を手がけた「B級映画の帝王」ロジャー・コーマンさん 「映画に一番大切なのは“脚本”」という信念

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 監督やプロデューサーとして手がけた映画は500本以上。しかも、赤字をほとんど出しておらず、「B級映画の帝王」と称賛された。それがアメリカのロジャー・コーマンさんだ。

 撮影は早く、安く、内容は娯楽に徹した。監督した代表作に挙げられる「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」(1960年公開)は、あきれて笑ううちにひき込まれる。主人公は花屋で働く青年。彼が育てる見慣れない植物は人体を食らい、言葉を喋って餌を催促、困り果てた青年は殺人を犯し死体を植物に与える――。...

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