「韓国→日本→韓国」元NMB48が韓国で異例の大ブレーク ロールモデルは元AKB48の渡辺麻友

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「悩み中毒」が大ヒット中

 QWERは2023年10月18日に1stシングルアルバム「Harmony from Discord」でデビュー。今年2月には東京・有明アリーナで開催された公演「Kstyle PARTY」に出演し1万5000人の観客の前で3曲を披露した。

 4月1日には1stミニアルバム「MANITO」を発売。タイトル曲「悩み中毒」はドラムとベース、ギターリフに特徴があり1度聞いたら耳から離れない“中毒”性がある。ちなみにバンド名「QWER」とはキーボードのQWERTY配列とオンラインゲームのスキル配置を指す。いかにもオタクといった雰囲気が漂うのも名前の由来を知れば不思議ではない。

「悩み中毒」のYouTube公式ミュージックビデオ(MV)は1270万回を超える大ヒット中で、韓国の音源 チャート「Melon」のHOT100で1位、アップルミュージックで2位を記録。ガールズグループの4人組aespa(エスパ)や6人組IVE(アイヴ )、5人組ILLIT(アイリット)などに混ざりながらも音楽番組「ショーチャンピオン」で2位、「Mカウントダウン」と「ショー!音楽中心」で3位となるなど異例の人気を集めている。

 興味深いのはメンバーが高校の制服姿や体育着で演奏しているところ。日本の人気コミック「けいおん」へのオマージュにあふれており、日本の「けいおん」ファンのハートを直撃している。

 同曲は日本の私立学校をモチーフにしておりMVの撮影も実際に日本の地方にある廃校で撮影されたようだ。MVのスタッフロールに日本人スタッフの名前が大勢登場し画面には日本風の家屋が多く確認できる。

 スポーツ紙芸能デスクがこう指摘する。

「屋外でのバンド演奏シーンは1998年から2013年まで断続的に活動した4人組ガールズバンド・ZONE(ゾーン)の影響もありそうですね。メンバーは冨岡愛の『グッバイバイ』を日本語でカバーした動画も公開しています。最近のK-POP界ではJ-POPや日本の風景への憧れが増えており、元NMBのシヨンが歌いながら飛び跳ねる『悩み中毒』は冒頭を除いて英語詞が出てこないところもいかにも和風。まるで『けいおん』の日韓ハイブリッドバージョンを見ているようです」

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