息子は小劇場で引く手あまた…高畑淳子、酔っぱらうとつい出てしまう愚痴の中身

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 女優の高畑淳子がドラマに映画に舞台──と、再び役者としての存在感を発揮している。ネット上で注目度が高いのは、テレビドラマの「Destiny」(テレビ朝日系列・火・21:00)。石原さとみ主演の検察ドラマで高畑は女性検事、横浜地検の中央支部長という役を演じている。

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 5月31日には高畑の主演映画「お終活 再春!人生ラプソディ」が公開された。この映画、2021年に公開された「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」の第2弾。第1弾は俳優の水野勝が主演を務め、高畑は助演という位置づけだった。それが第2弾は高畑を主演に据えたというわけだ。

 さらに演劇ファンや演劇評論家から激賞されたのが、高畑と渡辺えりの二人芝居「さるすべり」。渡辺えりの作・演出で、2020年の初演は木野花が相手役だった。それを今回は高畑を迎えての再演となり、4月から東京・新宿の紀伊國屋ホールを皮切りに兵庫、石川、山形などを回って高い評価を受けた。演劇関係者が言う。

「高畑さんは、すでに80年代で演技力が高く評価されており、さらに90年代からテレビドラマでも活躍して一般の知名度を徐々に高めていきました。そして2000年代にはテレビ、映画、舞台だけでなく、バラエティ番組でも売れっ子となったのです。ところが2016年8月、息子の高畑裕太さんが女性に性的暴行を加えた容疑で逮捕され、状況は一転しました」

 それまではトーク番組で視聴者を笑わせることも珍しくなかった高畑だったが、当時は母親として謝罪会見を行うなどしたため、すっかりイメージが変わってしまった。深々と頭を下げる姿や、涙をこらえる表情ばかりがテレビで放送された。

示談金の額を暴露

「息子さんの逮捕で最も影響を受けたのがCMでしょう。高畑さんは2000年代から大手企業のCMにも出演していましたが、逮捕で全てがなくなってしまいました。ただし、逮捕から約1カ月後の16年9月に被害者と示談が成立し、前橋地検が不起訴処分としたのは大きかったと思います。このため高畑さんは10月に富山県で上演される主演舞台に予定通り出演しました。しかも、世論はそれほど批判しなかったのです」(同・演劇関係者)

 息子の不祥事であり、母親とは何の関係もない──これが正論なのは間違いない。

 しかし高畑が大きなイメージダウンを被ったのは紛れもない事実だ。それでも今なお舞台やテレビドラマで役を演じ続けられるのは、彼女の演技力がプロデューサーや監督に高く評価されているからだろう。

「高畑さんのことをよく知る人たちは、『事件以降、性格が丸くなった』と口を揃えます。そもそも高畑さんの素顔はとても面白い人だというのも、仕事が途切れない原因ではないでしょうか。トークの実力はバラエティ番組で証明済みですし、スタッフや共演者が相手だとテレビでは使えないような危ないエピソードも披露しています(笑)。ただ、お酒を呑むと、息子さんの事件について愚痴ってしまうことがあります。やはり忸怩たる思いがあるのか、以前も呑んでいるうちに『あー、腹立ってきた』と言い出し、『示談に4000万円を払ったんだよ!』と暴露。周囲の人たちが慌てたそうです」(同・演劇関係者)

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