ドジャース入り報道の佐々木朗希 メジャー志向の背景に、親族会社の大家も務める電通社員の存在か

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佐々木の親族会社の大家

「その中の一人に、電通の現役社員がいます」

 と声を潜めるのは、NPBのさる関係者だ。

「彼は佐々木と非常に親しく、スポンサーを紹介している。(山本)由伸とも親交があり、メジャー関係者にも人脈を有しています」

 佐々木がこの社員氏といかに深い仲にあるかは、登記を見ても明らか。岩手に住む佐々木の母は5年前、スポーツ選手のマネジメントなどを目的とする会社を設立している。昨年9月には本社を都内のマンションの一室に移しているが、この部屋の所有者は件(くだん)の電通社員氏。すなわち、佐々木の親族会社の大家にもなり、陰に日なたに支えているというわけなのだ。

 電通関係者によれば、

「彼は40代半ば、東大出身です。大学時代は格闘技に打ち込み、入社後はスポーツビジネスの世界で活躍してきた。佐々木を囲い込み、ビジネスチャンスを狙っているのでしょう」

朝乃山の降格にも関与

 ただ、気がかりな点も。

「彼は大相撲の朝乃山とも非常に親しかった。スポーツ紙の相撲担当記者などを交え、度々飲み会を催していましたが、3年前、朝乃山はその記者とコロナ禍に夜の街へ行き、出場停止となって大関から三段目まで降格した過去もあります」

 千葉ロッテに聞くと、

「お答えする立場にございません」

 また、電通は、

「個別の業務や社員の動静に関わるご質問につきましては、回答は控えさせていただきます」

 との答えだった。

「今季の投球を見ると、朗希は昨年に比べ出力を抑えているように見える。メジャー行きを控え、けがをしないことが最優先なのでしょうか」(前出・スカウト)

 心は早くもすっかり海の向こうへ。

 怪物の将来はいかに。

週刊新潮 2024年5月30日号掲載

ワイド特集「今そこにある危機」より

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