「恭サマに嫉妬していた」「次があるかは舘さん次第」 舘ひろし×柴田恭兵 「帰ってきた あぶない刑事」を語りつくす
「『あぶデカ』ファンは本当に優しい」
――映画の終盤で出てくる舘さんのバイクのシーンは手放しでの銃撃があまりにすごく、壮絶でしたが、今もプライベートでバイクを?
舘 いや全然乗ってません。あのシーンでは8年ぶりに乗りました。前作の「さらば あぶない刑事」(2016年)以来、オートバイは乗っていません。撮影現場にバイクが置いてあれば、10~20分乗ってましたけど、すぐに感覚が戻って本番も平気でした。
柴田 次は、僕がサイドカーに乗ってショットガンをぶっ放すというのは?
舘 サイドカーは難しいと思うよ。コーナリングがね。
――最後に聞かせてください。38年間も続いた「あぶない刑事」はお二人にとってどんな作品なのでしょう。
舘 僕がいつも言っていることなんですけど、俳優にとって代表作があるのはとても幸運なこと。そして「あぶない刑事」と聞けば皆さんの中にイメージが浮かぶ。僕にとっては宝物ですね。「あぶデカ」があって、今の自分があると思ってます。
柴田 僕も同じです。年を取れば取るほど、実感するのですが、温かく応援してくれる人たちがほんとに大勢いる。「あぶデカ」のファンの人たちは本当に優しいんです。この間、横浜でパレードに出たのですが、おばあちゃん、お母さん、その子供と3世代で「お帰りなさい!」と言ってくれました。すごくうれしかったですね。
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