鈴木保奈美は舞台に夢中…クイズ番組で稼いだ賞金300万円の意外な使い方にも注目が

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クイズ番組で“部活”資金

鈴木:舞台に挑戦したいなと。ただ待ってるだけではなかなかチャンスがないので、これはどうしたらいいんだろうと。(中略)待ってるだけじゃ駄目だから、自分で何か練習というか、何の利益にも繋がらないけど、ちょっと練習する場が欲しいなと思いまして。

 知り合いの役者たちが集まり、読みたい台本を読む活動、本人曰く“部活”を始めたという。19年末には中田顕史郎(57)との二人舞台で、冨坂が脚本の「笑いの太字」を上演した。

「一念岩をも通すと言いますが、彼女の舞台への思いはさらに強くなり、部活の軍資金も手に入れました」

鈴木:(“部活”で)そのうち集まる場所が欲しいねという話になって、最初のうちは1時間1000円とか2000円で借りられるレンタルスペースみたいなところに集まったりしていたんですけど、そんな折りに、私がとあることからテレビのクイズ番組に出場したら、全問正解で300万円の賞金をいただいてしまったので、これで家賃を払える!ということになって……。(前出の動画より)

 20年10月30日の「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」(日本テレビ)に出場した彼女は、11問全問正解で見事300万円をゲットしていた。

「そしてようやく、彼女が冨坂作品に出たいという願いが叶いました。もっとも、それは舞台でなくテレビドラマでした」

今度は知事役

 22年12月27日に放送された「生ドラ!東京は24時―シンガロング」(フジ)だ。

「カメラは1台、生放送のドラマですから、どちらかというと舞台に近い作品で、演出も冨坂さんでしたし、彼女も主役で楽しかったみたいです。作品はギャラクシー賞の奨励賞を受賞するなど評価もされた。そして彼女は冨坂さんにも、舞台に立ちたいと希望していたようです」

 今年3月27日には、冨坂氏と鈴木のコンビによる「生ドラ!東京は24時」の第2弾が放送された。

「鈴木はニュース番組を降板になったコメンテーター・小川すみれを演じました。7月の舞台『逃奔政走』で鈴木が演じるのも小川すみれで、ドラマの後日譚になるそうです」

 公式ホームページの「あらすじ」にはこうある。

《クリーンなイメージと圧倒的な女性人気で当選した/小川すみれ県知事(鈴木保奈美)は、大ピンチをむかえていた。/知事室の中に豪華なシャワールームを作ったことが議会やメディアで追及され、/「贅沢趣味だ」「税金の無駄遣い」と批判され始めたのだ。/無茶な答弁と屁理屈を駆使しつつ、あの手この手で言い逃れをはかる小川陣営……》

 ニュース番組出身の女性知事であるとか、シャワールームを作った自治体の首長であるとか、何やら思い当たる人もいるような。

「普通の主婦役が難しい彼女には、権力者役などの皮肉の効いたコメディがハマるかもしれません。これが上手くいけば、今後は舞台中心になっていく可能性がありますね」

「逃奔政走」の上演期間中には、東京都知事選も行われる。宣伝に使えるかも。

デイリー新潮編集部

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