鈴木保奈美は舞台に夢中…クイズ番組で稼いだ賞金300万円の意外な使い方にも注目が

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 7月5日、女優の鈴木保奈美(57)が主演する舞台「逃奔政走―嘘つきは政治家の始まり?―」が三越劇場(東京・日本橋)で幕を開ける。彼女が舞台というと少々意外な感じがするが、実は最近、それに夢中なんだとか。

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 鈴木といえば月9「東京ラブストーリー」(フジテレビ)を筆頭に、「白鳥麗子でございます!」(TBS)、「愛という名のもとに」(フジ)など大ヒットドラマの主演で知られる。業界関係者は言う。

「主演が多かったのは20代半ばくらいまで。1998年、とんねるずの石橋貴明(62)と再婚した際に、自身の妊娠と芸能界からの引退も発表しました。2011年の大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』(NHK)で復帰してからは脇役が多くなりました。もっとも、これまでヒロインや主役を張ってきた人ですからね、ずっと脇を演じてきた木村多江(53)や麻生祐未(60)、吉田羊のような所帯じみたお母さん役では負けてしまいます」

 22年の朝ドラ「ちむどんどん」(NHK)ではヒロインの姑役を演じたが、白鳥麗子が年を取ったようなクセの強いキャラクターだった。

「そうした役柄が増えてきたことも影響しているのかもしれませんが、数年前から小劇場に行って舞台を観まくっているそうです。共演した俳優が出演する舞台も、時間が合えば必ず見に行くほど熱心だそうです」

 22年には段田安則(67)が主演の「セールスマンの死」(PARCO劇場ほか)、昨年には天海祐希(56)が主演の「レイディマクベス」(よみうり大手町ホールほか)と、年1回のペースで舞台に出演してきた。そしていよいよ主演作の上演となった。

“ポスト三谷”との出会い

「そもそもは小劇場巡りをする中、“ポスト三谷幸喜”とも呼ばれる劇作家・演出家の冨坂友さん(39)が主宰する劇団アガリスクエンターテインメントの喜劇を見たことが舞台にのめり込むきっかけだったそうです」

 冨坂氏の代表作「ナイゲン」は文化祭の演目を決める高校生たちの会議(内容限定会議=通称ナイゲン)を描いたコメディで、三谷幸喜氏(62)の「12人の優しい日本人」をオマージュした作品とも言われる。

「コロナ禍の20年、三谷さんが主宰した東京サンシャインボーイズの劇団員らが中心となりYouTubeで『12人の優しい日本人』のリーディング公演をライブ配信したことが話題となりました。その演出をしたのが冨坂さんでした。彼が大の“三谷フリーク”であることから声がかかったそうです。三谷さんは自身の脚本を外部に貸すことはしない、つまり他人に演出されたくないという人ですが、それを許したということで業界でも話題になりました」

 三谷氏が一目置く存在ということだ。

「その冨坂さんに目を付けたのが鈴木というわけです。彼女が最初に何をしたかというと、それが“部活”だったことを今回の『逃奔政走』の動画コメントで明かしています」

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