国松警察庁長官狙撃事件 中村泰受刑者が明かしていた「狙撃手がトドメの一発を撃たなかった」理由

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ゴルゴ13は高望みとしても

 第2回【国松警察庁長官狙撃事件 朝鮮人民軍のバッジと韓国の硬貨はなぜ現場に置かれたのか 中村泰受刑者の手記】からの続き

「私は先年のK巡査長のようにはなりたくありません。ゴルゴ13は高望みとしても、せめて“長官襲撃ティーム”の一員ぐらいの座は占めたまま、歴史の闇の中に消え去りたいのです」

 これは、5月22日に東日本成人矯正医療センターで死亡した中村泰(ひろし)受刑者(94)がかつて弁護士を通じて公表した手紙の一部分である。中村受刑者は1995年3月30日に警察庁長官・国松孝次氏(当時)が狙撃された「国松事件」について関与を“自白”しながらも、「否定も肯定もしない」という“曖昧な”立場を取り続けた。...

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