73歳も現役バリバリ…生島ヒロシが明かす「老後サバイバル術」とカイロを使った「とっておきの体調回復術」

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円安・ドル高の行方

「ダメなデータばかり出ると、個人の不安が増し、消費マインドが落ちます。『日本は先行きダメじゃないか』といった考えになり、みんな節約志向になります。すると経済がまわらず、給料も上がりにくい。大手メディアは情報を発信するとき、プラスとマイナスのトータルバランスを考えるべきだと思いますね。家計だって、住宅ローンという大きな借金を抱えていようが、消費もするわけです。トータルで考えるべきですよ」

 しかし、生活にゆとりを感じにくくなっているのは事実。

「可処分所得が増えないことが一番の理由ですね。消費税率が2014年に5%から8%になり、さらに2019年には10%になりました。社会保険料の負担も上がっていますからね。日本人は政治に対して、もっと意見を述べた方がいいんじゃないかと僕は思っています。国内がもっと元気が出るような政策をやってもらいたいですね」

 物価高の一因である円安の問題は?

「当分この円安は続くかもしれません。でも、今年11月の米国大統領選次第で情勢が大きく変わる可能性が高い。仮に共和党のドナルド・トランプ氏が勝ったら、彼は円安、ドル高を望んでいまいせん。海外への輸出率を高め、国内雇用を増やそうとするはずです」

 2020年12月のトランプ政権時のドル円為替レートは1ドル103円前後だったのだ。現在の円安、ドル高は2021年に民主党のジョー・バイデン氏が大統領に就いてから始まっている。

 誰にでも関わる年金の問題はどうなのだろう。今年4月分から支給額が引き下げられたが……。

「自分の年金額や他人の年金額ばかりを気にする人がいますが、健康を考えることも大切。たとえば、70歳を過ぎても働くことが出来て、毎月5、6万円の収入があったら、老後生活が楽になるじゃないですか。年金と現役時代に蓄えたお金で暮らそうとすると、目減りするばかりなので、先行きが不安になってしまう。だから僕は『体とお財布の健康は同じように考えましょう』と提言しているんです」(生島氏、以下同)

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