73歳も現役バリバリ…生島ヒロシが明かす「老後サバイバル術」とカイロを使った「とっておきの体調回復術」

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日本経済はヤバイのか?

 健康法や資産活用術、介護問題などに詳しい生島ヒロシ氏(73)が、経済評論家・大阪経済大理事の岩本さゆみ氏との共著で新著 『日本経済 本当はどうなってる?』(青春新書インテリジェンス)を上梓した。これを機に生島流「老後サバイバル術」や「とっておき体調回復術」などを語った。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】

 生島氏は26年続くTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」(平日午前5時)のパーソナリティーなどを務める一方、これまでに20冊以上の著書を出している。

「まずリスナーの皆さんも自分も健康第一と考え、番組に健康のコーナーをつくったら、お医者さんとのネットワークがどんどん広がり、健康本を書くことになりました。次に義理の母の介護が必要になったため、これも勉強したところ、やはり専門家の方たちとのお付き合いが生まれ、本にすることになったんです」

 資産活用本を書くことになったのも実体験が発端だった。

「1976年に入ったTBSを89年に辞め、フリーになったら、収入が1桁増えたんですよ。ところが、そうすると、税金とか出ていくお金も増える。一方でいろいろなところから儲け話を持ち掛けられ、騙されちゃったんですね(笑)。トータルで2億円ぐらいやられました。『これは自分で基本からお金について勉強しなくちゃいけないな』と思って、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取ったんです」

 2002年のことだった。そのころから「おはよう定食・一直線」はマネー情報も手厚い番組と評判になる。

「FP資格を得るための勉強は凄く役立ちましたね。それでも僕はプロじゃないし、現場経験もないから、番組で話すに当たっては専門家の皆さんの力も借りた。それが本につながったわけです」

 新著『日本経済 本当はどうなってる?』も、番組に登場している経済評論家で大阪経済大理事の岩本さゆみ氏の協力を得た。2人の対談形式で書かれている。
 対談内容は多岐におよんだ。その1つは「日本という国にはお金があるのか?」である。

「財務省や大手メディアは悪い数字ばかり出し気味ですよね。『政府の借金は1200兆円超え』とか。でも個人が所有する資産はそれを上回り、過去最高で世界一の約2121兆円(2023年9月時点)に達しているんです。企業の内部留保も200兆円を超えています。良いところにも目を向けないと」

 経済的な国力が衰えているわけでは決してないという。2010年には名目GDP(国内総生産)2位の座を中国に明け渡したが、GDPは人口数がものを言う。日本の1人当たりのGDPは中国の約3倍あるのだ。

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