バラエティ界で人気急上昇中…ギャル芸人・エルフ荒川が狙うフワちゃんのイス

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 女性お笑いコンビのエルフ(荒川=27、はる=27)が注目されている。昨年の「女芸人No.1決定戦 THE W」(日本テレビ)では、優勝は逃したものの準優勝。中でもボケ担当の“ギャル芸人”荒川が人気バラエティ番組への出演を増やしている。

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 5月19日放送の「行列のできる相談所」(日テレ)で荒川は、滝沢カレン(32)、ゆうちゃみ(22)、フワちゃん(年齢非公開)と共にひな壇に並び、番組はギャル勢揃いといった趣だった。民放ディレクターは言う。

「この日のゲストは映画『あぶない刑事』の宣伝にやって来た舘ひろし、柴田恭兵、仲村トオルの3人でしたが、大物相手でもギャルは物怖じしませんからね。中でもフワちゃんと荒川は、グミを食べる彼らがカワイイと本番中にスマホを持って近づいて写真を撮りまくっていました。フワちゃんと荒川はキャラが近いので、これから比較されることが多くなると思います」

 そもそもエルフはどういうコンビなのだろう。

「吉本興業のNSC大阪校で知り合った結成9年目の女性お笑いコンビです。漫才師として『M-1グランプリ』に、また、コント師として『キングオブコント』にもエントリーしています。2021年元日に放送された『ぐるナイおもしろ荘 お笑い第7世代NEXTスター発掘スペシャル』(日テレ)で注目され、22年に東京進出。昨年の『THE W』で準優勝するなど着実に実力をつけてきています。今のところツッコミのはるは、まだキャラが定着しておらずあまり目立っていませんが、荒川がブレイクすればはるもブレイクする可能性はあります」

 なぜ荒川が先に売れたのだろう。

Z世代として

「荒川がピンの仕事を増やしているのは、まず金髪にギャルメイクでド派手なファッションという見た目のわかりやすさ。両手を広げて『で~~す!』や両手の指2本を十字に交差させて『ハッシュタグ~~!』といったギャグがTikTokで若者にウケたこと。Z世代の感性などが上手く重なって、ギャル芸人としてのキャラが立ってきたのだと思います。正直言ってまだコレというものはないのですが、彼女のキャラを明石家さんまさんや上田晋也さんなど大物芸人が面白いと認め始めているようです。それをテレビマンが感じ取り、Z世代のオモシロ女性芸人として番組起用が増えています」

 Z世代であることが重要なのだろうか。

「コア視聴率対策としてZ世代タレントを起用することは増えていますし、そういう企画が多くなったことも荒川が起用される要因のひとつです。藤田ニコル(26)、みちょぱこと池田美優(25)、あのちゃん(年齢非公開)、ゆうちゃみなどの中に荒川が入ってきたわけです」

 海外移住を発表したフワちゃんの空席を荒川は狙えるのだろうか。

「『行列のできる相談所』でも同じひな壇に並んでいたように、フワちゃんは思ったほど日本での仕事を減らしていないので、彼女の席が空いたとは言えません。とはいえ、業界内ではフワちゃんは旬を過ぎたというのが共通認識ですからね。代わりが見つかればそっちが起用されるはずです」

 4月29日放送の「しゃべくり007」(日テレ)に出演した際は、家族の話や元カレとの再会でギャルらしからぬ荒川の真面目な発言が興味深かった。

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