篠原涼子が昔の篠原涼子を演じている…「イップス」大惨敗に業界関係者は「主演はそろそろ限界」
篠原涼子(50)とバカリズム(48)がW主演するドラマ「イップス」(フジテレビ)が苦戦している。5月24日の視聴率は、世帯4・5%、個人2・6%、コアにいたっては1・2%と、ゴールデンではあり得ない数字だという(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)。
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イップスとは得意なことが突然できなくなってしまう心理的症状のこと。小説が書けなくなったミステリー作家(篠原)と犯人を追い詰められなくなったエリート刑事(バカリズム)が事件の経緯を解き明かしていく、いわゆる“倒叙ミステリー”のコメディーだ。民放プロデューサーは言う。
「ストーリーは悪くないどころか面白いと言ってもいい。物語の冒頭で犯人や犯行を明かしておき、それを刑事コロンボや古畑任三郎のように真相を解明していく倒叙ものの構成です。もちろん、コロンボや古畑ほどの推理やトリックが描かれているわけではありませんが……」
初回の視聴率は、世帯5・8%、個人3・3%でスタートした。
「決して良い数字とは言えませんが、昨年1月期の『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ)はバカリズムの脚本で各賞を総なめにしましたから、そういう期待を持って見た視聴者もいたのかもしれません。ただし、『イップス』の脚本はバカリズムではありません。早くも第1話の放送後にはトリックの甘さがネット上で指摘されていました。第2話以降は世帯視聴率も4%台が増え、同時間帯では最下位をひた走っています」
問題は篠原だという。
「ハイエナ」の惨事
「なんだか、彼女自身が“全盛期の篠原涼子”を演じているように見えて仕方がない。そう感じているのは私だけではないと思いますよ。鼻にかかった甘ったるい声で、ものまね番組でマネされている特徴をなぞっているかのようで、それがなんだか鼻につく。彼女はかつて“視聴率女優”の名をほしいままにしていただけに、ここまで数字が取れなくなったことにスタッフも頭を抱えているはずです」
彼女の代表作といえば、以下の3本だろう(括弧内は全話の平均世帯視聴率)。
●「anego」(日テレ:05年4月期)【15・7%】
●「アンフェア」(フジ/カンテレ制作:06年1月期)【15・4%】
●「ハケンの品格」(日テレ:07年1月期)【20・1%】
「ところが、17年10月期の月9『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジ)の世帯視聴率は、平均6・7%、最終回が4・6%。当時、単回では月9史上最低の視聴率を記録しました」
すでに予兆はあったということか。
「さらに、昨年10月期に山崎育三郎(38)とW主演した『ハイエナ』(テレビ東京)は、最終回で世帯2・3%、個人1・4%、コア0・5%と目も当てられない結果となりました。フジのスタッフはこの惨状を見ていなかったのかと言いたくなります」
それにしても、突然、数字が取れなくなったのはなぜか。
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