「真っ赤な夜空」がまた“出現” 中国随一の漁業都市で度々報告される理由とは

国際 中国

  • ブックマーク

前回はサンマ漁船、今回はイカ漁船

 では、なぜ赤い光が散乱されるのか。この現象を過去に分析したという中国の専門家は以前、波長が長い赤い光は、波長が短い青などの光より散りにくいことを挙げていた。要するに赤い光は“生き残る“のだ。これは太陽の距離が近い日中に青空が、離れていく夕刻に赤い夕焼け空が生まれることにも関係している。

 今回も気象局や市政府は、漁船の赤ランプが光源だと公表した。一部報道によると、22年時はサンマ漁船、今回はイカ漁船の可能性が高いという。

 中国で赤い空が確認された他の地域としては海のない湖北省武漢市がある。早朝に1時間ほど確認されたが、こちらは漁船ではなく撮影現場の近くに赤い光源があった可能性が指摘されている。

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。