中日「最強の助っ人」と言われたビシエドは構想外なのか…交流戦で改めて注目される去就
支配下枠を確保するには…
「支配下登録の期限である7月末が近づいたら、岩嵜らが登録される」との見方もあるが、中日の課題は打線だ。とくに長打力のある中田、細川成也(25)、石川昂弥(22)に何かあった場合、得点力はさらに落ちる。
「いちばん怖いのは、勇み足で岩嵜らを支配下登録した後、野手陣に怪我人が出ることです。そこで支配下登録の枠を広げるため、ビシエドを放出するのではと囁かれているのです。高額年俸がネックになって交換トレードがまとまらないのなら、事実上の戦力外通告であるウェーバー公示されるかもしれません」(ベテラン記者)
支配下選手の枠を広げる策は、もう一つある。根尾の放出だ。根尾は前述の阪神戦で被弾した後、二軍降格となってしまった。投手としての伸びしろは疑問だが、
「身体能力も高く、野球センスはバツグン。投手を続けさせるのか、リセットして野手でやり直すのか、年齢的にも最終判断をしてやらないと…」(球団関係者)
と、その“才能”を惜しむ声はチーム内外から聞かれる。
セ・リーグは4ゲーム差以内に5チームがひしめき合う混戦状態だ(28日時点)。中日の最下位脱出のカギは、支配下選手数の調整に掛かっているのかもしれない。