慶応大学が「ハーバード大学日本校」になる可能性があった――東大を逆転するための「仰天プラン」の内容とは

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 1858年(安政5年)、福澤諭吉が江戸に開いた蘭学塾から始まったとされる慶應義塾。設立当初は日本最先端を行く教育機関であったが、1877年(明治10年)に東京大学が設立されると、国費から手厚い財政支援を受ける東大の後塵を拝するようになる。

 苦境に陥った福澤諭吉が、東大を逆転するために考えたのが、なんと「慶應義塾をハーバードの日本分校とする」という驚きのプランであった。日本思想史研究者の尾原宏之さんの新刊『「反・東大」の思想史』(新潮選書)から、一部を再編集してお届けする。...

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