再注目〈紀州のドン・ファン事件〉 元妻・須藤早貴被告を「頂き女子界の“神”降臨」と崇めるパパ活女子たちが大量増殖の怪

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「頂き界の神」降臨

 都内でアテンダー業を営む男性がこう話す。

「パパ活女子の間でいま、早貴被告の法廷発言が話題になっています。『ホント、その通り』や『ド正論』といった彼女を支持する声が圧倒的で、“頂き女子りりちゃん(渡辺真衣被告)”の裁判より注目を集めている。一般の感覚からすればトンデモ発言のオンパレードですが、法廷で堂々と反論する早貴被告の姿にエールを送るパパ活女子は多い」

 男性からカネを引き出す際、早貴被告は完全なウソでなく、「実際にあったことに少し盛っただけ」と話したが、「そんなの日常会話でも皆がやってることなのに、それが罪に当たるの?」なとど話が大いに盛り上がっているという。

「他にも、早貴被告の“性欲がからむと男はバカになる”や“金持ちにとって1000万円は大した額じゃない”などの発言にも皆が大きく頷いている。彼女たちも日々、男性の下心を利用してパパ活に励んでいますが、やっぱり一人の男性から数千万円単位で援助してもらった経験を持つ子はほとんどいない。パパ活行為は非難の対象になりがちですが、早貴被告の『(私の話を)全面的に信じて支払ったら詐欺ですけど、男性には体を触るのと口止めの目的があった』などと、世間の常識や司法に対し“真っ向勝負”を挑む姿に共感を覚える子もいるようです。もちろん、私自身は“ソレはさすがに違うんじゃない”と思っていますが、彼女たちのなかには『サキちゃんは“頂き界の神”。スーパーエリート』と持て囃す声があるのは事実です」(同)

 早貴被告が問われているのは詐欺だけでなく、殺人罪も含まれることを彼女たちは忘れているのか。その野崎さんに対する殺害容疑については、法廷で“雄弁”だった早貴被告が一転「黙秘」を続けているため、裁判の見通しすら立っていないという。

デイリー新潮編集部

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