打率ビリ争いの阪神・大山がえこひいきされる理由 「メジャーだったら即降格」
なぜ大山をえこひいき?
そもそもシーズン序盤の大山が頼りないのは、今に始まったことではない。
5年前、阪神ファンの子供が春をお題に詩を作った。
〈ダブルプレーにキャッチャーフライたまに相手のエラー でもだいじょうぶ春だ 春の大山 打つんだ〉
これがSNSで大バズり。応援ボードでも愛用される「春の大山」は、もはや甲子園の季語と化している。
そんな大山だが、岡田監督は決して外さない。なぜそんなにえこひいきするのか。
「彼は、早めに球場入りし黙々と練習に励む。試合では、明らかなアウトでも一塁まで全力疾走。要するに一生懸命なんですよ」
一生懸命だから試合に出す? 部活じゃあるまいし。
「そりゃ、メジャーだったら即降格ですよ。でも日本ではそれが美徳とされる。だいたい今の阪神には4番を託せる選手が他にいない。監督にとっても“使う言い訳ができる4番”は好都合なんです」
でもだいじょうぶ もうすぐ夏だ 夏の大山 打つんだ。
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