「ミッシング」で映画賞を…石原さとみが見せた役者魂とは

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「これで取らせる!」

「今回も吉田監督は、『全然違う! もっといこう!』とか、ギリギリまで彼女を追い詰め、新境地を引き出したようです。そのせいで石原は撮影中にずいぶんやつれてしまい、大変だったようですけど」

 1年前に撮影したのなら、まさに出産直後ということか。

「彼女が一緒に仕事をしたいと言ったのは5、6年前からですが、出産してすぐに時間が空いたので、ようやく念願が叶った感じです。石原はデビュー作の映画『わたしのグランパ』で6つの新人賞を受賞したものの、その後は06年の『北の零年』、16年の『シン・ゴジラ』、22年の『そして、バトンは渡された』で、日本アカデミー賞の優秀助演賞を取った程度で、映画賞にはあまり縁がありませんでした。吉田監督は『これで取らせる、いや絶対取る!』と周囲に言っているようですよ」

 女優として結果を残したいということだろうか。

「同世代の安藤サクラ(38)や黒木華(34)への嫉妬心もあるようです」

 安藤は出産直後、朝ドラ「まんぷく」(NHK)でヒロインを演じた。映画では必ずと言っていいほど賞に絡み、今年の日本アカデミー賞では「怪物」で最優秀主演賞、「ゴジラ-1・0」で最優秀助演賞のW受賞だった。

 黒木も映画賞の受賞は数多ある演技派だ。サントリー「金麦」のCMでは、産休に入る石原に代わり出演していた。

「母親となって今後は大人にも見てもらえる演技力が必要となる年代です。芸能界で生き残っていくためには実力と結果を残したいのでしょう。もちろん賞レースも狙っていますよ」

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