袴田事件再審 姉のひで子さんが法廷で読んだ「弟の悲しすぎる手紙」と巖さんに知らせなかった「母の死」

  • ブックマーク

 ようやくこの日が来た。5月22日、袴田事件の再審が結審した。袴田巖さん(88)と弁護団の無罪を求める「長すぎた」闘いは、事実上、終わり、世紀の冤罪事件の再審判決は9月26日と決まった。1966年6月、静岡県清水市(現・静岡市清水区)で味噌製造会社の専務一家4人が惨殺された事件で死刑囚となった巖さんと姉ひで子さん(91)の闘いを綴る連載「袴田事件と世界一の姉」43回目。【粟野仁雄/ジャーナリスト】...

記事全文を読む

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。