ロス郊外に12億円豪邸購入で浮かび上がる大谷翔平の“考え” かつて現地を訪れたメジャー専門家は「上品で落ち着いた街」

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購入の決め手は渋滞状況!?

「アメリカ人は家族との時間を大切にします。メジャーのスター選手はオフシーズンを、税金が安い州で取得した豪邸で家族水入らずで過ごします。シーズンが始まれば移動が多いので、家族ともあまり会えません。そのため本拠地の住まいはセカンドハウスで用が足りるケースも多いのです。またスター選手の場合、家族と会いたければ飛行機で遠征先に呼ぶことも可能です。子供がいる選手でもアメリカの夏休みは長いので、これを利用して一緒にいる時間を増やします」(同・友成氏)

 ロスで“本宅”を購入することに決めた大谷は、どのような理由からラ・カニャーダ・フリントリッジの豪邸を選んだのだろうか。

「大谷選手が購入した決め手は、『どれだけ早くドジャースタジアムに車で行けるか』だったのではないでしょうか。ドジャースタジアムで試合が開催される日は、ダウンタウンからスタジアムに向かう道路が渋滞します。ところがラ・カニャーダ・フリントリッジからスタジアムの道路は、球場を挟んでダウンタウンとは反対側なので、渋滞することは滅多にありません。さらに観客が殺到する時間より選手の球場入りは早いはずですから、快適なドライブが約束されています。恐らく自宅から数十分で着くのではないでしょうか。野球のことを第一に考える大谷選手らしい選び方だと思います」(同・友成氏)

“バブル感”がゼロの街

 大谷が睡眠を重視していることは有名だ。ひょっとするとラ・カニャーダ・フリントリッジに住むことで、睡眠時間が1分でも長くなるのかもしれない。

 大谷とラ・カニャーダ・フリントリッジの組み合わせが興味深い理由として、他にもう一つ「街の雰囲気」が挙げられるという。

「大谷選手はメジャー屈指のスター選手ですから、いわゆる“セレブ”の一人と言っていいでしょう。ロスでセレブが住む街と言えば、やはりビバリーヒルズです。ところがラ・カニャーダ・フリントリッジはビバリーヒルズのように派手な雰囲気がなく、上品で落ち着いた街なのです。私も以前、訪れたことがありますが、高いレベルの教育内容でも知られているため、日本企業の現地法人の幹部も住んでいました。ビバリーヒルズで感じるような派手な“バブル的要素”がゼロの街を大谷選手が選んだというのは面白いと思いました。ちなみにラ・カニャーダ・フリントリッジはどこを歩いても豪邸と警備員だらけで、セキュリティが厳重なことにも驚きました」(同・友成氏)

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