ロス郊外に12億円豪邸購入で浮かび上がる大谷翔平の“考え” かつて現地を訪れたメジャー専門家は「上品で落ち着いた街」

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節税効果

 超一流選手の“買い物”としては、常識的な金額のようだ。とはいえ、大谷が購入した豪邸は、とにかく広い。大谷夫妻だけで家の管理ができるはずもなく、ハウスキーパーなど様々なプロにサービスを依頼する必要がある。人件費だけでもバカにならないだろう。

 今のところは大谷夫妻と愛犬しかいないのだから、ロス中心部の高級マンションにでも住んだほうが便利なのではないか──こんな意見を持つ人もいるかもしれない。

「大谷選手のように巨額の収入を得ている場合、話は違ってきます。日本と同じようにアメリカでは住宅を購入することで節税ができます。言うまでもなく家は立派な資産ですし、超高級住宅街の大豪邸ですから値崩れのリスクも低いでしょう。大谷選手の資産が正しく運用されているという観点からも、今回の自宅購入は妥当な選択だったと言えるのではないでしょうか」(前出の記者)

セカンドハウスは当たり前

 どうやら大谷の選択は正しかったようだ。ところが友成氏によると大谷は一つだけ異例の選択をしており、それこそが「金銭への無頓着」を示しているという。

「メジャーのスター選手は、住むところも節税効果を考えて選ぶのが常識なのです。例えばドジャースで大谷のチームメイトであるムーキー・ベッツ選手は、テネシー州に700万ドルクラスの豪邸を所有しています。金額は大谷と同じ700万ドル台でも、節税効果が全く違います。大谷選手はロスに自宅を購入しましたが、この街は全米屈指の高い税金で知られています。一方、ベッツ選手が住んでいるテネシー州は税金が安いのです。大谷選手がロスに“本宅”を構えたということは、彼がいかに金銭に無頓着であるかを如実に示していると言えます」

 ベッツの場合、テネシー州の自宅からドジャースタジアムに通うことは不可能だ。そのため彼はロスにも家を所有している。このように複数の家を所有しているスター選手は珍しくないという。

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