名古屋「22歳頂き女子」に新たな被害者「1カ月ラブラブLINEが続いた後、“お母さんの入院費が…”」プロフィール写真とあまりに違う「実物写真」

国内 社会

  • ブックマーク

「おはよう」のLINEから始まる幸せな日常

 2023年7月26日午後1時頃、Bさんは名古屋市栄の喫茶店で加藤被告に初めて会った。

「正直、最初会った時はプロフィール写真と全然違うので戸惑いました。とはいえ、若くて笑顔が可愛らしい子だった。Aさんには女子大生と身分を明かしていたようですが、僕には名古屋駅近くのアパレルショップで働いているとしか話しませんでした」(Bさん、以下「」内は同)

 甲高く透き通る声をしていて、喋りやすい子だったと振り返る。

「聞き上手でよく笑う子でした。初日は1時間くらい楽しく会話して別れました。ただ、あまり期待はしていなかった。なにしろ相手とは15歳くらい離れていましたので、どうせ相手にされないだろうと」

 だが、Bさんの予想に反して、加藤被告は別れた直後から好意的なLINEを送ってきた。Bさんが提供してくれたLINEのログには、2人が盛り上がってメッセージを交わす様子が数多く残されている。

加藤被告 Bくんとよんでもよかったですか?
Bさん 正解です!
加藤被告 嬉しいです!! 私のこともいい感じに呼んでください笑笑

 連日、LINEは朝から晩まで続いた。

加藤被告 おはよです!
Bさん おはようー
加藤被告 今日も頑張りましょー!
加藤被告 昨日の夜からお腹下してトイレとお友達してる笑

 朝はこんな感じで始まり、夕方には、

加藤被告 お仕事終わったー!
加藤被告 Bくんも終わった?
Bさん お疲れ様!
Bさん まだー
加藤被告 Bくんおつかれさま(T . T)
加藤被告 無事家に着いた?

 さらに次のデートの計画まで。

加藤被告 明日の休みが確実ではないのか
加藤被告 会えそうな日会いたいな
Bさん 会いたいね

別の被害者とトラブルの渦中も続いたラブラブLINE

 “脈あり”のようにしか見えないが、婚活に敗退続きだったBさんは慎重だった。

「彼女を疑うというより自分の男としての実力を疑っていた感じです。30代後半のおじさんが本当にこんな若い娘と付き合えるのかなって。ただ“おはよう”で始まり“おやすみ”で終わる日常に幸せを感じていました。10年以上も経験していないことでしたので」

 ちなみにこの頃、加藤被告はAさんとトラブルになっていた。加藤被告はBさんと出会う約1カ月前にAさんから2度にわたり計73万円をせしめることに成功。Bさんと距離を縮めている時期は、Aさんから”フェイドアウト作戦”を続行している最中だった。

 例えば8月7日。Bさんとは下記のように和気藹々とLINEを交わしている。

Bさん ただいま
加藤被告 いつももう少し早い!
加藤被告 今日の夜はハイチュウ食べる笑
Bさん どっか寄り道かな?
Bさん ハイチュウは何味?
加藤被告 今日はね単純に伸びた笑笑
加藤被告 ブルーハワイー!

 一方、ぼぼ同時刻に「なぜ会おうとしないのか」と追及を続けるAさんに対しては、

加藤被告 昨日正直色々あってそれどころじゃなかった
Aさん トラブル? 
Aさん 何があったの?
加藤被告 妹が自殺未遂みたいなことしてしまって
Aさん え!?

 適当なことを言って逃げ続けていたのである。

次ページ:「餃子の王将行きたい」と”庶民派”ぶっていた加藤被告

前へ 1 2 3 4 次へ

[2/4ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。