芸人との交際はリスク? 井上咲楽とオズワルド畠中の破局に見る「芸人と付き合うメリットとデメリット」

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円満結婚が続いているミキティ夫婦は異例 吉本芸人に連綿と受け継がれる「俺の嫁・俺の彼女」ネタとして消費されるリスク

 離婚するまで藤本さんは積極的に「ユッキーナ」を口にしていたように思うが、庄司智春さんという「ミキティー!」の成功例があったからだろう。藤森さんも田中さんと別れてからずいぶんたっても、爆笑問題の太田さんなどに「みな実」ネタでいじられていた。陣内智則さんなんて、新しい恋人ができても「紀香」ネタを振られていた記憶がある。女性が有名であればあるほど、イジられる頻度は高くなるようだ。

 平場のトークで鉄板ネタがある芸人は強い。使えるものは、親だろうと彼女だろうと使う。プライベートだからと出し惜しみする奴はダメな奴。そうした芸人たちの不文律は、必要以上に話を「盛る」流れにもつながっていく。畠中さんと井上さんの破局は「3回」といわれているが、これも畠中さんが「盛って」話しているといううわさも。交際女性たちにとってみれば、彼氏の苦労や野心は理解しつつも、面白おかしくプライベートが脚色されることには抵抗を感じる時もあるだろう。場合によっては、いわれのない「鬼嫁」扱いをされる恐れもある。それはイメージ商売である自分のタレント活動に、影を落とすリスクをはらんでいる。

 井上さんたちの破局理由は本人たちにしか分からないし、世間につまびらかにする必要もない。畠中さんは井上さんをおとしめるようなトークはしなかったが、本人はしなくても先輩や共演者からの「イジリ」は避けられないこともある。井上さんはTBSの「オールスター感謝祭」のミニマラソンでの大健闘に続き、3月は東京マラソンで自己ベストをマーク。「ひるおび」「新婚さんいらっしゃい!」レギュラーなど、全国区の顔となり始めていた。「ミキティ」や「みな実」いじり同様、「サクラー!」と絶叫されざるを得ない状況が訪れるような「虫の知らせ」が井上さんにはあったのかもしれない。

 改めてミキティってすごいな、と思うばかりだが、井上さんもミキティに肩を並べるバラドルになるべく頑張ってほしい。昆虫食片手に、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」活躍をこれからも期待しています。

冨士海ネコ(ライター)

デイリー新潮編集部

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