芸人との交際はリスク? 井上咲楽とオズワルド畠中の破局に見る「芸人と付き合うメリットとデメリット」

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

ブレイク間近の人気芸人と交際することで得られる最大のメリットは「美人なのに気取ってない」という好感度

 井上さんは「週刊誌で撮られた後、バラエティ番組で交際について聞いていただくことが多く、こんなにも話題になるとは思っていませんでした」と投稿し、畠中さんとの交際によって注目度が上がることにうれしさだけでなく戸惑いも感じていたようである。しかし、数年前までは太眉で昆虫を食べ、大はしゃぎする不思議ちゃんという「イロモノ」枠だった井上さん。畠中さんとの交際と破局を経て、ついに全国区の人気タレントという席にあと一歩のところまできたのではないだろうか。

 井上さんに限らず、名前の売れ始めた女性タレントが、芸人との交際によって確たる地位を築くケースは多い。井上さんが憧れの人として名前を挙げている田中みな実さんも、オリエンタルラジオ・藤森慎吾さんとの交際を明かしバラエティーで重宝されるように。別れた後も名前は出さないものの、藤森さんと思わせるような相手との恋バナの数々はネットニュースを騒がせていた。

 女性タレントの最初のスキャンダルは、その後の好感度を大きく左右する。あざといキャラで大御所にこびを売る田中さんが、本当に大御所や有名俳優との交際が明らかになったら相当バッシングされていたことだろう。藤森さんももちろん「チャラ男」キャラとして人気はあったが、コンビとしてのレギュラー枠は激減していた。

 女子アナといえば、交際相手の定番は社長か有名芸能人。でも、田中さんほどの美人で飛ぶ鳥を落とす勢いの若き女子アナが、不遇な芸人と交際しているという報道は、「美人なのに気取ってない」と世間にイメージ付けたに違いない。

 同様の形で株を上げたタレントといえば、FUJIWARAの藤本敏史さんと結婚した頃の木下優樹菜さんを思い出した。木下さんはすでにおバカキャラとしてブレイクを果たしていたが、直前まで交際がうわさされていたのは同世代のイケメンタレントだった。けれども結婚相手に選んだのは、お世辞にも美男とは言えない17歳上の芸人。「元ヤンは情が深い」といった印象も相まって、「意外としっかりした子なのかも」と思い直した人は多かったに違いない。当時、婚活事業を運営するIBJが実施したアンケートでは「いい夫婦だと思う有名人」1位に輝くほどの人気だった。

 MCを務めるほどではないが、バラエティーではよく見る、盛り上げ上手な芸人。そういう男性との交際は、ブレイク間近の女性にとってメリットが大きい。お金や容姿に惑わされず、人となりで恋人を選ぶ堅実な人という評価につながるからだ。しかし同時に、デメリットもある。それは女性の人気があればあるほど、芸人たちもトークのネタにするということだろう。

次ページ:円満結婚が続いているミキティ夫婦は異例 吉本芸人に連綿と受け継がれる「俺の嫁・俺の彼女」ネタとして消費されるリスク

前へ 1 2 3 次へ

[2/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。