「ミス・ターゲット」「湖の女たち」が話題! 下積み18年「松本まりか」がここに来て“本格女優”に開眼と囁かれる理由

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 業界関係者の間でいま、注目を集めているのが女優の松本まりか(39)という。ドラマ「ミス・ターゲット」(テレビ朝日系)や、福士蒼汰とのダブル主演で挑んだ映画「湖の女たち」など、ここに来て露出も増加。その理由の一つに「最近、演技が変わった」ことを挙げる声が……。彼女にいったい何があったのか。

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 今年デビュー25年目の節目を迎えた松本にとって、「ミス・ターゲット」はゴールデン帯の地上波で初の主演作となる。業界的には「視聴率が伸び悩み、評価の分かれる作品だが、松本さんの演技には注目が集まっている」(民放キー局局員)という。

 松本のデビューは2000年。しかし世間に名前が知られるのは18年のドラマ「ホリデイラブ」(テレ朝系)によってだ。芸能ライターの話。

「松本さんといえば、ブレイクするまでの下積み時代が長かったことで知られます。本人いわく、売れずに“負け続けた”期間は18年に及び、その影響からか“弱い人や敗者にシンパシーを感じる”と取材に答えたことがあります」

 そんな不遇の時代を乗り越えた秘訣を、松本は「日刊SPA!」のインタビュー(5月23日配信)で“自分自身を洗脳して”奮い立たせてきたと語っている。

〈一瞬でも諦めてしまったら、雪崩のように自分がダメになってしまうと分かっているんです。だからこそ、やり続ける〉

 真っすぐな性格が伝わってくるようだが、それゆえか、一時は彼女の「メンタルを心配」する声が上がったこともあった。

「号泣」事件の真相

 ちょっとした騒動にまでなったのが、松本が昨年、

〈私の中の誰かがいて どうしても出てきたいみたい どうする、どうしたらいい?〉〈今日も誰かに見張られている 俺が誰かわかっているのか あー 出てくるな出てくるな〉

 と自身のInstagramに真意不明の長文を投稿したことだった。その前年にも松本は〈助けてってSOSって何度もツイートボタン押しかけた。押せなかった〉といった“闇ツイート”を投稿したり、10分程度も続く「無言のインスタライブ」を配信するなどしてファンを心配させた。

「松本さんの生真面目な性格を知る業界関係者からも“最近、忙しすぎるのでは?”といった声が上がりました。松本さんはこれまで『私には演じることしかない』や『(大切なのは)自分の“純粋性”を守り抜くこと』『運命の人だと思えない限り、結婚どころか恋すらしないかも』など、自身の“ピュア”な部分をインタビューでさらけ出してきた経緯があります」(同)

「湖の女たち」の舞台挨拶時にも、原作者である吉田修一氏から届いたサプライズの手紙に“大号泣”。しかし、この時は「“女優としての未熟さ”を痛感しつつも、作品に全身全霊をかたむけた万感の思いからくる涙で、彼女のプロとしての矜持を感じさせるハプニングだった」(同)と受け止められている。

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