税金を「仕方なく払うもの」から「自発的に払うもの」へと転換させた二人の天才哲学者の名前

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 税金なんてできれば払いたくない――これが多くの日本人の本音だろう。しかし、いわゆる近代国家成立期に、税金を「仕方なく払うもの」から「自発的に払うもの」へと転換させた二人の天才哲学者がいた。

 京都大学教授の諸富徹さんの著書『私たちはなぜ税金を納めるのか 租税の経済思想史』(新潮選書)から、二人の天才哲学者、すなわちホッブズとロックの租税論に関する記述を再編集して紹介しよう。

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 私たちはなぜ、国家に対して税を負担するのだろうか。...

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