31歳で現役引退、時給850円で洋菓子作りの修業…元広島投手(51)が代官山でパティシエとしてカフェオーナーになるまで

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 ノンフィクションライター・長谷川晶一氏が、異業種の世界に飛び込み、新たな人生をスタートさせた元プロ野球選手の現在の姿を描く連載「異業種で生きる元プロ野球選手たち」。第11回は、現在、代官山でパティシエとしてお店を構える小林敦司さん(51)です。前編では広島東洋カープへ入団、ケガや不調に悩みながらもプロ初勝利を挙げた試合などを振り返りました。後編ではプロ引退後、飲食の道に進み、現在のお店をオープンするまでの苦労を伺います。(前後編の後編)

 それまで一度も故障したことのない右肩を痛めたことで、現役生活への未練は完全に吹っ切れた。...

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