セットも演出も制作費も…林田理沙アナはNHKで特別扱いされている「紅白司会を務める日も近い」

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1コーナーにトラックのセット

「それぞれの番組でアナウンサーが組むキャスターにも違いがあります。『ニュースウオッチ9』の星麻琴アナと組んだ広内仁キャスターと佐藤真莉子キャスターにはバリバリの現役感がありますが、『サタデーウオッチ9』で林田アナと組んでいるのは定年間近の伊藤良司キャスターです。林田アナの引き立て役としてあえて起用されたなんて見方もあります」

 番組の作りも“林田推し”になっているという。

「例えば4月27日、ゴールデンウィーク初日の放送で『林田が見た物流の“いま”』という特集が放送されたのですが、わずか10分足らずのコーナーにわざわざセットが組まれました」

 いわゆる「物流の2024年問題」を特集した企画で、スタジオにはトラックのフロント部分のパネルが現れた。林田アナはパネルの運転席側でハンドルを握っている。

林田:ここからはトラックの運転席からお伝えします。

 コントかと思うような映像だったが、彼女は真顔だ。取材を担当した記者が助手席に座るような演出もあった。ただの書き割りかと思ったトラックのパネルにも工夫が凝らされていた。林田アナが何やら車内で手を動かすと、トラックのエンブレム部分部がくるっと回転してQRコードが現れる。彼女は運転席から手を伸ばし「NHK NEWS WEB」でも記事が読めることを宣伝。さらに……。

林田:この後、10時から放送する「NHKスペシャル」でも持続可能な物流のあり方とは何か考えます。

 後番組の宣伝までやってのけた。

桑子アナとの共通点

「その『NHKスペシャル』のキャスターが林田アナでした。そもそも『サタデーウオッチ9』は報道局、『NHKスペシャル』は大型企画開発センターが担当する番組です。縦割りのNHKで全く別の部署のコラボは異例中の異例です」

 しかも、普段とは違う作りになっていたという。

「『NHKスペシャル』は基本的にVTRで番組を構成します。識者へのインタビューも通常ならスタジオですが、この日は厳かな建物の中で行われていました」

 インタビューの相手は立教大学の教授だった。その厳かな建物は、どうやら東京都の歴史的建造物であるメーザーライブラリー記念館の2階にある立教学院展示館のようだ。

「いくら立教大の先生がお相手でも、そこまで映像を凝るのは珍しい。インタビューが始まる前には、2階への階段を上る林田アナを背中からカメラが追うという演出もされていました。まるで『クローズアップ現代』のキャスターを務めた国谷裕子さんや桑子真帆アナ(36)のようでした」

 桑子アナといえば、産休中の和久田麻由子アナ(35)と並んでNHKのエースアナだ。林田アナは彼女たちの後を追う次世代エースという声もある。

「NHK幹部も間違いなくそう考えていますね。林田アナは実力も人気もあります。もちろんスタッフ受けもいいから映像も凝るようになる。今は“約2年のスピード離婚”なんて報じられていますが、全く影響はありません。そういえば、林田アナも桑子アナも『ブラタモリ』のアシスタントでタモリさんに気に入られ、人気者となった。その後、『ニュースウオッチ9』や『おはよう日本』など看板番組を担当した共通点もある。桑子アナは4回にわたり『紅白歌合戦』の司会を務めましたから、そろそろ林田アナに回ってくるかもしれません。今、NHKは“林田推し”ですから」

デイリー新潮編集部

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