国が初の実態調査に乗り出した「身寄りなき遺体」急増問題 名古屋市で「遺体が3年以上放置」されたミステリーの“真相”とは

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 ついに国が本腰を上げた「身寄りなき遺体」の処理問題。「独居高齢者」の増加とともに、その数は年々増え、自治体側の負担も無視できないレベルに達しているという。ところが、引き取り手のいない遺体が荼毘に付されるまでの保管状況については“深い闇”に包まれた部分も――。

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 朝日新聞は5月20日付の紙面で、身寄りのない遺体が全国で急増している問題を受け、厚生労働省が初の実態調査へと乗り出す方針であることを報じた。

 孤独死や病死など死亡にいたる経緯はさまざまだが、身元は判明しているものの引き取り手が見つからない遺体について、墓地埋葬法では死亡地の市町村長が火葬や埋葬を行うことと定めている。...

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