“日本一バズる市長”「石丸伸二氏」が都知事選に殴り込み! 「『鬼滅の刃』好き」「それをやると河井克行・案里事件と同じになる」…地元関係者が初めて明かす意外な“素顔”

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市長の口から「鬼滅の刃」のセリフが

 安芸高田市の金行哲昭市議(6期)がこう話す。

「一度、市長に議会ともう少し密なコミュニケーションを取るなど『(政策発表の前に)ワンクッションを置いたほうがいい』と進言したことがあった。しかし市長は『それをしたら河井事件になるんですよ』と答えた。議会や市議との距離を縮めすぎると、妥協や腐敗を生むと考えたのでしょう。実は市長は漫画『鬼滅の刃』が好きで、登場人物のセリフの一つとされる“それでも今、自分にできることを精一杯やる”といった言葉を口にしたこともあった。たしかに強引なところはあるけれど、私がこれまで見てきたなかで“一番、信念のある政治家”だというのは否定できない」

 石丸氏が例に挙げた“河井事件”とは、河井克行・元法務大臣と妻の案里氏による19年の参議院選挙をめぐって起きた大規模買収事件を指す。前市長が河井氏から現金を受け取ったことを認め、引責辞任したことで行われた選挙で石丸氏は当選した経緯がある。

 ただし議会関係者の多くが金行氏と同じ考えではないという。

「名前が売れたところで、“改革の道なかば”のはずなのに市長職を1期で放っぽりだして都知事選に出るなんて、“安芸高田を踏み台として利用しただけじゃないか?”と批判的な目で見ている関係者は多い」(前出・市政関係者)

 仮に“本命”と目される小池百合子知事(71)が出馬表明すれば、「現状では対抗馬として力不足」(前出・記者)と見られている石丸氏だが、果たして“一波乱”を起こせるか。

デイリー新潮編集部

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