人気芸人が憧れるタレント「中山秀征」、芸歴42年を支えた「志村けん」の言葉とは

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 5月22日、都内で中山秀征氏(56歳)と鈴木おさむ氏(52歳)とのトークイベントが開かれた。同日に発売された書籍『いばらない生き方 テレビタレントの仕事術』(新潮社)の出版を記念したもので、会場には多数のメディア関係者が集まった。中山氏が持ち前のトークスキルで会場を沸かせた数々のエピソードとは――。

「ハーフポテトな俺たち」に出ていたのを見て、役者だと思っていたら

 揃ってイベントに登壇した2人だが、実はこれまで仕事で深い関わりはなかったという、中山氏と鈴木氏。きっかけは先日、ふとしたきっかけで実現した食事会だそう。

 鈴木氏は昨年10月、今年3月をもって放送作家業、文筆業を“卒業”すると表明したことでも話題となった。食事会での話題も、長年テレビ業界で活躍してきた2人とあって、ついつい“業界話”に。

「ずっと聞きたかったこともある、つい前のめりになってしまいました(笑)。3月に発売された鈴木さんの『最後のテレビ論』の話も含め、テレビの話で盛り上がり、今回のイベントでもお話し相手をして頂くことに」(中山氏)

 一方の鈴木氏は、中山氏についてこんな印象を抱いていたという。

「10代の頃、『ハーフポテトな俺たち』という恋愛ドラマが好きで、出演者の香坂みゆきさんに恋をしていたのですが、そのドラマに出演していたのが“ヒデちゃん”でした。それで役者さんなのだと思っていたら、今度は小堺一樹の『いただきます』でコントをしていて、役者なのか、芸人なのか、この人はなんなんだ、と。その後も司会から“かくし芸”から、ヒデちゃんの枠に収まらない活躍をリアルタイムで見てきた世代でした」(鈴木氏)

 マルチに活躍してきた中山氏の来歴から、話題は“ハケ水車”などで伝説となったお笑い番組「殿様のフェロモン」(フジテレビ)でのエピソードで盛り上がる。

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